VPSでコンソールからログインする方法を解説

VPSのメリットは物理サーバーのようにコンソールログインが出来る点です。

コンソールログインができると、OSが起動する前の状態で画面にアクセスできますからファイアウォール設定を間違えてリモートアクセスできなくなってしまっただとか、ストレージの暗号化を有効にしていて手動で復号化用のパスフレーズを入力する必要がある場合などに有効です。

VPSはダッシュボードからコンソールログインにアクセスできる

どのVPSサービスでもダッシュボード（管理画面）からコンソールログインできる手段を用意しています。特別に難しい操作は不要なので実際に試してみましょう。

カゴヤVPSでインスタンスにコンソールアクセスする

カゴヤVPSのダッシュボードにログインしたら［インスタンス］画面からコンソールアクセスしたいインスタンス名をクリックします。

インスタンスの画面が表示されるので［コンソール］という箇所をクリックします。

［コンソールを起動］というボタンが表示されるのでクリックします。

しばらく待つと（10秒くらい）コンソール画面がポップアップします。

ConoHa VPSでコンソールにアクセスする

ConoHa VPSのダッシュボードにログインしたらコンソールアクセスしたいインスタンスのネームタグをクリックします。

インスタンスの画面が表示されるので［コンソール］という箇所をクリックします。

クリックするとすぐにコンソール画面がポップアップします。

さくらのVPSでコンソールにアクセスする

さくらのVPSのダッシュボードにログインしたらコンソールアクセスしたいインスタンスをクリックします。

インスタンスの画面で［コンソール］プルダウンをクリックすると［VNCコンソール］と［シリアルコンソール］が表示されます。

ここで［VNCコンソール］をクリックするとコンソール画面がポップアップします。

［シリアルコンソール］をクリックするとWEBブラウザの別タブにコンソール画面が表示されます。

さくらのVPSのVNCコンソールとシリアルコンソールの違い

基本的にはどちらもコンソール画面にアクセスできる点では同じですが、少しだけ仕様が異なります。

OSが対応している場合はシリアルコンソールを使うとコピペができるので非常に便利です。Windows Serverの場合はVNCコンソールしか使えませんが、LinuxやBSDなどで標準OSを使う場合はシリアルコンソールの方が使い勝手が良いでしょう。

VPSにコンソールアクセスするまとめ

コンソールにアクセスすることでOSが起動する前からサーバー画面を見ることができますので、万が一リモートアクセスできなくなった場合でもコンソールからログインして対処できます。

もしもリモートアクセスでトラブルが発生した際はコンソールアクセスを活用してみてください。